sakadoshienkyuの日記

坂戸市特別支援学級保護者会のページです

2月定例会&性についての講習会

支援級保護者会の田中です。

先週行われた定例会の報告が遅くなり申し訳ありません。
簡単に言いますと、出席者が少なくてほぼ雑談(笑)
でもこの雑談、すごく大事だと私は思っています。いろんな情報が聞けるからです。
なので、こういう時間も全然無駄じゃないと思っています。

ですが、そのまま何もナシというわけにはいかないので、今日行った講習会の内容を。
ちょっと長くなります。

テーマは「性についての理解」でした。

講師の先生は某大学の准教授(特別支援教育・インクルーシブ保育研究)、その他にも障害やマイノリティの人たちと共に社会を作るという社団法人の理事も務められているそうです。

まずはLGBTなどの性的マイノリティの話から。
なぜ障害の性にLGBTの話?と思いましたが、障害の方にももちろんそういう方がいると。
なるほどなぁと思いました。障害と性的なマイノリティは別物ですよね。

さて、うちの娘も10歳。いろいろ考える年頃です。
そのうえ母親にとって息子だと自分の経験とは違う部分が多く、そのうえ障害があると自分のことをうまく言葉で伝えにくかったり・・・心配が山積。
学校の保健体育の授業では習ったもののどこまでわかっているのか。
一部の支援級ではその授業も受けさせてもらえなかったとか。先生の知識不足もあるのでしょうか。

まずは「社会の目は、本人の年齢によって変わる」
<他人の赤ちゃんにキスをする行為>
 3歳なら・・・愛らしい行為
 7歳なら・・・愛らしいと受け止められるかは微妙
 10歳なら・・・少し不審に思われる
 12歳なら・・・通報される可能性がある
 16歳なら・・・子どもへの接近禁止命令を受ける行為

うーん、世知辛いけどわかる。余所の人が見たらそう思うでしょうね。
本人が純粋な気持ちでも周りの目は違う。我が家にも当てはまります。
3歳くらいの子に「いないいないばぁ」ってする娘です(汗)

次に「性について親子で話す」
・まずは親がよく勉強すること。勉強しないことには子どもに説明できない。
・子どもがすでに知っている内容をさりげなく(←ここ大事)尋ねてみる
 →興味・関心があるのかどうか。その子にあった段階を踏む。
・子どもが話しやすい環境と雰囲気を
 →先取り情報を教えるのではなく、いつでも話していいんだよという環境作り
・間違った内容はやさしく正す。

そして子どもの年齢に合った対応をする。
まだ小学生低学年なら代替(他に興味を持たせる。食事や睡眠、余暇や運動)
要は別に楽しみを見つけさせる。
禁止を強要することによってよくない方に向かう可能性がある。
悪いことではないけど人に見せるものではないことを教える。
押さえ込むのではなくチョイスすることが大事。

知的や自閉の程度にかかわらず、子どもの様子をよく見て

子どもが困っていないか、苦しんでいないかを冷静に見極めることが大事

だそうです。私もこれからいろいろ勉強しなくてはと思いました。

参考URL
セイシル https://seicil.com/
レディーを育てる親と支援者たちへ(PDFファイル) 

《次回開催のお知らせ》
3月11日(水)10時から
北坂戸公民館2階和室
今年度の総括です。

皆さん、お忙しいとは思いますが是非参加をお待ちしています。